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わかりやすく解説!脳の神経異常で起こる疾患って?[イラスト付き]

今回は脳の中枢神経系疾患であるてんかんパーキンソン病アルツハイマー認知症について説明します。

参考本:薬剤師国家試験対策参考書・領域別既出問題集

 

目次

 

 

 

てんかん

 

症状:意識消失、意識障害、痙攣等

*下の発作の種類によって症状は大きく違う。

 

分類

 ・全般発作(下の2パターン)

→強直関代発作(意識消失、痙攣、睡眠などを伴う)

→欠伸発作(痙攣を伴わないが、意識消失が起こる)

 

・部分発作(下の2パターン)

 →単純部分発作(意識消失はなく、部分的に痙攣が起こる)

→複雑部分発作(痙攣を伴わない意識消失で、錯乱が幻覚を伴う)

 

病態:脳内の信号が異常に発せられることによる障害です。原因としては、興奮性の神経伝達物質であるグルタミン酸が増加するか、抑制性の神経伝達物質であるGABAが減少することが挙げられます。

GABAはCl-チャネルを通して、Cl-を流入させることにより、興奮信号の抑制をします。

グルタミン酸はNa+チャネルを通して、Na+を流入させることにより、興奮信号を発生させます。

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パーキンソン病

 

症状:動作性障害(4大症状→静止時の振戦筋固縮無動姿勢反射障害

無動とは体が思うように動かなくなる症状です。姿勢反射障害とは、軽く押されるだけで倒れてしまうような、バランスしか取れない症状を呈します。

 

病態ドパミン作動性神経から発せられるドパミンの生成が、低下することで起こる疾患です。

 

一連の流れとしては、以下の通りです。

ドパミン分泌減少アセチルコリン分泌上昇→GABA分泌上昇動作性障害が起こる

 

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 *→受容体、オレンジ→神経、ピンク神経伝達物質

 

治療薬の特徴:方法としてはドパミンを補給してあげることが第一です。ただし、ドパミンは脳内移行性が低いので、レボドパと呼ばれる脳内移行性の高い薬物を投与することにより、脳内でレボドパがドパミンに変換されることにより効果を発揮します。

 

 

アルツハイマー認知症

 

症状:記憶・学習・認知機能の低下

 

病態アセチルコリンを分泌する神経元(副交感神経の一部)が減少し、アセチルコリンの分泌量が減少することにより、認知機能に障害が起こるのです。

 

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治療薬の特徴アセチルコリンの分泌を促す薬などがあります。